がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

1965年製 ストラトキャスター 11回目(最終回)

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ストラトを手にしてからは
とりあえずマスターしたかった曲もコピーできて満足。

その後あまり手にすることもありませんでした。

音楽への情熱も薄らいできた2007年
突如バンド結成。
メンバーはY君と僕のたった2人。
その後ドラムも加わりそれらしく。
みんなで曲を作るという約束でしたが
なんとなく僕にその役割が。

曲作りの時いつも手にしていたのが
このストラトです。

その後22歳の若い女性が
ボーカルとして加わり
ステージに上がることを目標に
スタジオでリハーサルを重ねるのですが
それも束の間ドラムが脱退。
ドラムの穴を埋めるべく試行錯誤。
しかしその1年後ボーカルの彼女も脱退。

また2人になってしまいましたが、
数ヵ月後幸い新たなドラマーが
加わってくれたのですが
Y君が音楽性が合わないといって
とうとう2012年に解散。
結局一度もステージに上がらずじまい。

バンドって難しいと思いました。

曲を作るという役割を与えられた僕ですが、
基本を僕が作るのはいいけど
残りのメンバーがそこにアイディアを注いで
完成させるという形でやろうと提案。

そうしないと僕のバンドになってしまうと
危惧したからです。

提案は立派だけど、
それが原因となり曲はすべて未完成。
スタジオにはいっては試行錯誤。
曲も骨格が壊され別物になったり。

この経験から学びました。
曲というのは
作り手が最期まで責任を持って
リーダーシップを持って
完成させなければならないということ。
そうでなければ自分の想像する完成形と
ほど遠い作品となってしまう。

僕にはこの時期に作った未完成の曲が
何曲かあります。
これらの曲を完成させることが
バンドと曲に対するせめてもの
供養だと思ってます。

いつかご紹介させていただいた
「君にあえて良かった」という曲も
その中の1曲です。
ギターと歌以外はすべて打ち込み。
ギターはこの1965年製 ストラトキャスターです。

アンプのみで歪ませて、
エフェクター「コーラス」のみ。

MACに入っているアプリ「GarageBand」で作りました。
ぜひ聞いてみてください!
ご感想などお聞かせいただければ幸いです。