がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 2回目

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1993年当時
僕には子どもができたばかりで
ギターどころではありません。
ほしいギターも雑誌で眺めて楽しむだけ。
何よりもショップがギブソンに発注したギターって
高額すぎて、手にいれるなんて夢のまた夢。
異次元の話。

1986年製 レスポール・リシューだって贅沢品。
今は楽器よりも
生まれたばかりの新しい命に夢中。

子どもを持つと、
生活も子ども中心のサイクルに。
自分のちっぽけな我など
子どもには通用しません。

子ども最強!
この世で一番強いのは
実は子どもなのです!

子育て。
こんな貴重な体験、
女性にだけ味あわせるのはもったいない。
僕も育児には積極的に参加。

その甲斐あってか首がすわってからは
子どもを寝かしつける役割は僕に。
僕が添い寝しなければ
寝てくれないからです。

軽い優越感を持ちながら、
大変だけども楽しい子育てを
体験させてもらいました。
感謝してます。

1994年、年も明けたころには、
つかまり立ちもできるようになりました。

他の子よりも早い成長に
この子は頭もきれるし凄い子になるのではと
早くも親バカ丸出し。

そんなある日
ちょっと目を離したスキに泣き声が!
駆け寄ると
子どもがバラバラに倒されたギターの下敷きに!
幸い子どもは無傷でした。
おそらくギターにつかまって立っていたようです。

本当子どもって目が離せません。
以降安全対策を強化しました。

ギターも無事だし
良かった良かったと思いながら後片付け。
最後、ストラトのクッション状態で倒れてた
1986年製 レスポール・リシューを掘り起こす。
その瞬間衝撃の映像が目に飛び込んでくる!

ナ、ナント!
ネックとヘッドのジョイント部の裏側に亀裂が。
ガ〜〜ン!

〈つづく〉

1993年といえば
このバンドに夢中でした。
スウェード「Metal Mickey」


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