がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 1回目

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以前にもこのモデルのことを書きましたが、
当時の状況の詳細も織り交ぜて
ストラトに続き再度掲載させていただきます。

購入したのが1994年の2月か3月。

以前友達の1968年製 レスポール・リシューが
僕の1986年製のものとまるで別物だったと
お話ししましたが、
その彼曰く、
1980年代のギブソンはどこかアジア圏で
製造されたものだいう。

真偽はともかく、
1968年製とここまでかけ離れた音だと
まんざらウソでもなさそう。

1986年製の音が悪いという意味ではなく
あくまでも僕が求める音と違うという意味です。

この時期に製造されたレスポール・リシューも
当時多くのミュージシャンにも使用されています。
有名なところで
「スラッシュ」「レニー・クラヴィッツ

と思いきやなんと!
彼らのは年代こそこの時期近くのものだけど、
「MAX」という個人ビルダーに作ってもらったものらしい!

コンバージョンといって
ビンテージ・ギターの素材を流用しているらしい。

これも僕のものとはまったくの別物。
いったいギブソンの皮をかぶったレスポールって
何種類あるのだろう?
友達の発言にも信憑性が。

1992年くらいになると
1985年くらいから流通していた
レスポールリシューを見かけなくなる。
雑誌広告からも消える。

もうレスポールリシューは
販売カタログから
消えてしまったのだろうか?
当時の僕は不思議でなりませんでした。

後で知ることになるのですが
実は新たな製造ライン
ヒストリック・シリーズの前ぶれだったのです。
この時点では知るよしもありません。

それに代わって
1980年代後半から
雑誌広告でちょくちょく顔をのぞかせていたのが
ギブソンの製造ラインからはずれた
レスポールリシュー。
「レオズ・ビンテージ」「ギター・トレーダー」
1992年くらいからは
「ノーマンズ・レア・ギターズ」
「ジミー・ウォレス」

これらのショップが
ギブソンに発注した特注ギターに
興味を持つようになりました。

1995年くらいからは
先にあげた「MAX」も雑誌広告で見かけることに。

〈つづく〉

スラッシュがかつて在籍していた
ガンズ&ローゼズの「Sweet Child O' Mine」
1980年代はストラトタイプのギターが隆盛。
彼がジミー・ペイジ以来
レスポール復権の立役者となりました。
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