がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

1968年製 テレキャスター7回目(最終回)

f:id:Dreamin:20150308100136j:plain

肝心な音です。

音を活字で表現するのは至難の技ですが、
今後何かの参考にでもなればと思い、
記載させていただきます。

もちろん音はアンプによって変わるものだから、
こんな説明も一元的であまり意味ないかもしれませんが。
音の手がかりくらいにはなると思います。

僕はアンプを1台しか所有してません。
1986年に購入した「Marshall Studio15」というモデル。
当時YAMAHAの店員さんに絶賛され勧められたもの。
12万円くらいで購入。真空管アンプです。
柔らかく暖かみのある音で、とても気にいってます。

このアンプのつまみを下の写真のようにして、
歪ませてみます。

f:id:Dreamin:20150308100214j:plain

リアピックアップで鳴らすとかなり太くて厚みがあります。
一般的というか、僕がイメージするテレキャスターの音は、
もっと軽くて固い音だったので少し意外。

サステインもかなりあるし、
ストラトキャスターよりもかなりパワフル。
レスポールを歯切れ良くして、明るくした感じです。
歯切れがいいのは指板がメイプルのせいかもしれませんが。

僕が現在所有しているギターに限定すると、
ピンク・フロイドのディヴ・ギルモアの
ストラトキャスターに一番近い音です。
音が似ているというか、
サウンド・キャラクターが似ているというか。
なんかそんな感じです。

ジミー・ペイジレスポールを使用する前に、
テレキャスターをメインに使用していたのも
わかる気がします。
もっとも彼のものは59年製らしいので、
僕のものとはまったく違うかもしれませんが。

フェンダーは1965年にCBSに買収されたと聞きます。
塗装も含め、スペックの変更もあったようなので、
品質に差があって当然。

僕がこのギターを入手してから1年後くらい、
札幌市内の円山にオープンした楽器店にも足を運びました。

ここになんと!
62年製のキャンディアップルレッドのストラトキャスターが、
22万円で販売されてました。
ネックは別の年代のもの、とその店主は言ってました。
のどから手が出るほどほしかったのですが、
激安すぎて逆に怖くて手が出せない。

ヴィンテージ・ギターって奥が深い。
僕のギターも鑑定してないからわからないですが、
本当に68年製なのかどうなんだか…。

このギターは最近あまり弾いていませんが、
僕の宝物のひとつです。

f:id:Dreamin:20150308100249j:plain