がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

1968年製 テレキャスター5回目

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なかなか僕等の呈示する金額と
手に入れたいものが一致せず難航。
しかし友達は
1965年製のサンバーストのストラトキャスターに決定。
フルオリジナルで65万円。

テレキャスターはいろんなものがあっておもしろい。
ペイズリー柄も青とピンクがありました。
45万円くらいだったかな?
また、サンバーストのカスタムなのだけれど、
フロント・ピックアップがないものとか。
これはエスクワイヤーっていうモデルらしい。
これは60年製で80万円。
62年製だったか64年製だったか…、
記憶は定かではないのですが、
サンバーストのテレキャスター・カスタムを
見つけたのですが68万円もする。

そもそも当時の僕には
86年製のレスポール・59リシューのローンも
まだ残っていたため
新たなローンを組むのもままならない。
そんな状況でギターを買おうというのだから
困難この上ない。
なかなか決まらず悩み込んでいると、

H氏「今お前の所持しているギターって何?」
僕「77年製のギブソンJ-45とエピフォン・カジノ、
レスポール・スタンダード、レスポール・59リシュー」
H氏「レスポール2本もいらないんじゃない、
そんなにどうすんの?
スタンダードの方を10万円で買い取ってやるよ」

しかしいくら買い取ってくれるとはいえ、
残金58万円も支払う能力はとてもない。
するとH氏にテレキャスター1本も持ってないんだから、
最初はバタースコッチのスタンダードな
このモデルにしたらと諭される。
それが1968年製 テレキャスター
こちらだと僕でも買えそうな金額。
お金もないし、しょうがないかと
まんまとその案にのる。

〈つづく〉

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