1965年製 ストラトキャスター 4回目
僕にも弾けと勧めてくるので
サイモン&ガーファンクルの
「キャシーの歌」を弾いた。
なんでこんなマイナーな曲をと、
彼はちょっと驚いていた。
1980年頃までに話がさかのぼります。
サザンに代表される
今でいうJ-popが全盛の時代。
サウンドもおしゃれだし。華やか。みんな大騒ぎ。
あまのじゃくな僕は
そういう空気にはなじめず無視。一切素通り。
それよりも僕は
アコーステックギターが大好きで、
今でこそアコギの達人と呼びたくなる方が
日本には大勢いますが、
当時のアコギを持つ日本のミュージシャンといえば、
歌の伴奏程度にしか役割を与えておらず、
それがどうしても受け入れられませんでした。
僕の目線はどうしても
海外ミュージシャンに向いてしまってました。
スタジオ・ミュージシャンの
石川鷹彦さんは昔も今も大好きですが。
そこで目をつけたのが
サイモン&ガーファンクル。
追い風となったのがなぜか長渕剛。
当時、彼は「順子」という曲が大ヒットし、
ヘビー・ローテーションで
テレビ番組に出演されてました。
ある番組でバックバンドなしで
弾き語りで演っていたのですが、
歌も終わりエンディングで
サイモン&ガーファンクルの「アンジー」を披露。
彼ってアコギ上手なんだなと感心しました。
この「アンジー」という曲
デイヴィ・グレアムという
英国のミュージシャンの曲で
ポール・サイモンが渡英していた際
そこで知り合った
バート・ヤンシュやジョン・レンボーンから
伝授されたものらしい。
この曲やデイヴィ・グレアム奏法は、
当時のブリティッシュ・ロック・ミュージシャンにも
大きな影響を与えたそうです。
ジミー・ペイジもお気に入りだったとか。
Am G F Eというコード進行。
そういえば、ビートルズの
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」
レッド・ツェッペリンの「天国への階段」にも
このコード進行が使われてます。
2006年にリリースされた
ディヴ・ギルモアのソロアルバム
「オン・アン・アイランド」
プロモーションで
英国のTV番組「ジュールズ倶楽部」に出演された時
ポール・サイモンも出演されてました。
彼が渡英していた時の
ディヴ・ギルモア絡みのエピソードも
少しだけ紹介され、
楽しそうにしていた彼等が印象的でした。
〈つづく〉
ディヴ・ギルモアのジュールズ倶楽部出演時の動画
客席で緑色の服を着たポール・サイモンが
ギルモアの演奏を見守ってる様がチラッと映ります。
David Gilmour - Take A Breath (Live Jools Holland ...