がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 10回目

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それから数週間後、
入荷の知らせをうけ
H氏のお店へ。

扉をあけてビックリ!
所狭しとギターが並べられている。
アメリカ出張の際買い付けたものが
届いたらしい。

印象に残っているところで、
1969年製と1970年製の
オール・ローズウッドの
テレキャスターが2本。
90万円くらいだったと思います。
このギターはビートルズの映画
「レット・イット・ビー」で
ジョージ・ハリスンが弾いてましたね。

1968年製ペイズリー模様の
テレキャスターが4本。
ピンクとブルーがそれぞれありました。
これは45万円くらいだったと思います。

テレキャスターでは
60年代シンラインもありました。
シンラインとはFホール付きで、
ボディ部分が空洞の
セミソリッド・ボディのこと。

あとは50年代と60年代のマーチンD-28。
50年代の方は70万円だったような。
60年代ギブソンJ-45もありました。

フェンダーのヴィンテージは
だんだん入手が難しくなってきたと
しみじみ語ってました。

そのため
グレッチのギターが多かった印象です。
珍しいところで60年代グレッチ
シルバージェットもありました。
エアロスミスのPV「デュード」という曲で
ジョー・ペリーが弾いているギターです。

しかしこのギター、
お店に届いたころには
ネックが折れていたそうです。

このギターは結局修理して
お店の専属バンドのギタリストのK氏が
60万円で購入しました。

その後彼は
ジェフ・ベックの「哀しみの恋人達」を
このギターで弾くようになりました。

〈つづく〉

エアロスミス「Dude (Looks Like A Lady)」


Aerosmith - Dude (Looks Like A Lady) - YouTube