がらくた通り

人によってはがらくた同然のものでも一個人の形成には不可欠だったりする。自我の源泉をたどる旅におつきあい頂けたら幸いです。

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 11回目

ところで僕のギターはどこ?H氏に聞くとステージを指さす。照明も落とされそろそろ始まるステージ。そのステージ前に無造作に置かれている。 ここから見るとトラ目もほとんどなく、写真の印象とぜんぜん違う。ちょっと傾けると見える感じ。 今では自然な杢が…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 10回目

それから数週間後、入荷の知らせをうけH氏のお店へ。 扉をあけてビックリ!所狭しとギターが並べられている。アメリカ出張の際買い付けたものが届いたらしい。 印象に残っているところで、1969年製と1970年製のオール・ローズウッドのテレキャスターが2本。90…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 9回目

そんな日常を過ごしていたある日。H氏から1983年製のレスポール・59ヴィンテージはやはりなかったけど、レオズ・ヴィンテージが見つかったとのしらせ。 写真が手に入ったので見にこないかと連絡を受ける。 早速お店に。 現物は長崎にあって、もし購入するの…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 8回目

カレーを食べながらH氏「ところでなんかほしいギターでもあるの?」1983年製のレスポール・59ヴィンテージを探してると告げると H氏「難しいなー。ちょっと時間をくれ」 この日は今度ライヴを見に来ると約束して、店をあとに。 2~3日後、ライヴを見に行くこ…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 7回目

僕には創造することにおいて感覚的に女性にどうしてもかなわないと思ってる部分があります。 それを努力で克服しようと試みるのですが、それはあくまでも彼女たちをなぞっているだけ。ただのもの真似です。 そうではなくてこんなイメージです。 自分が経験し…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 6回目

H氏「カレー食べてみないか」言われるがまま注文。客席テーブルで向かい合いながらH氏とカレーを食べることに。 意外にも見た目はちゃんとしていて美味しそう。食べろよと促されて口に運ぶ。 H氏「どうだ?」 「ウマイ〜ッ」 H氏「まだできたばかりだからも…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 5回目

4年ぶりにH氏が経営する札幌地下鉄駅北24条駅隣のヴィンテージ・ギター屋さんへ。このお店いつのまにか移転していました。札幌地下鉄駅北24条駅から2分ほど歩いた場所。 ビルの1階に構えた店舗は広くてお店っぽい。映画でよく目にするアメリカのパブみたい。…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 4回目

ショップがギブソンに発注したギターは高額すぎて購入が無理なので、1983年〜1985年あたりに日本で発売になっていたレスポール59ヴィンテージ購入の決意を固める。 1986年製 レスポール・リシューを購入した1987年当時、 そもそも僕はレスポール59ヴィンテー…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 3回目

レスポールはネックに角度があるためネックが折れるという事故があるとよく聞いていましたが…。 子どもが無事だった安心感と大事な楽器が負傷をおった絶望感。最高と最低。この混乱が一気に僕を襲う。 この時のショックは今も忘れられません。でも修理はして…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 2回目

1993年当時僕には子どもができたばかりでギターどころではありません。ほしいギターも雑誌で眺めて楽しむだけ。何よりもショップがギブソンに発注したギターって高額すぎて、手にいれるなんて夢のまた夢。異次元の話。 1986年製 レスポール・リシューだって…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 1回目

以前にもこのモデルのことを書きましたが、当時の状況の詳細も織り交ぜてストラトに続き再度掲載させていただきます。 購入したのが1994年の2月か3月。 以前友達の1968年製 レスポール・リシューが僕の1986年製のものとまるで別物だったとお話ししましたが、…

レスポール・レオズ・ヴィンテージ 1回目

以前にもこのモデルのことを書きましたが、当時の状況の詳細も織り交ぜてストラトに続き再度掲載させていただきます。 購入したのが1994年の2月か3月。 以前友達の1968年製 レスポール・リシューが僕の1986年製のものとまるで別物だったとお話ししましたが、…

マビの台所

先日友人のもとに韓国へ遊びに行っている知り合いからメールや写真が送られてきました。 あまりにも美味しそうな韓国料理を眺めているうちに食べたくなり札幌市内の韓国料理店へ。 店内はこぢんまりとしている。客の大半は女性。サムギョプサル、サムゲタン…

1965年製 ストラトキャスター 11回目(最終回)

ストラトを手にしてからはとりあえずマスターしたかった曲もコピーできて満足。 その後あまり手にすることもありませんでした。 音楽への情熱も薄らいできた2007年突如バンド結成。メンバーはY君と僕のたった2人。その後ドラムも加わりそれらしく。みんなで…

1965年製 ストラトキャスター 10回目

レス・ポール(ヒストリックコレクション)だとどうしても扱いに気をつかってしまいますがこのギターはもともと傷だらけだし、作りも丈夫だから多少ぶつけても気になりません。今でもよく手にします。 でも手にする度にあることを思い出してしまいます。 32…

1965年製 ストラトキャスター 9回目

1965年製 ストラトキャスターの購入を決めた時は嬉しかったし、失恋の悲しみも忘れられる気もしたが、そんな気持ちは現物を手にするまで。 悲しみを物欲を満たすことにより生まれる満足感でごまかしてた気持ちなんか現物が手元に届けばほどなく消える。 やは…

1965年製 ストラトキャスター 8回目

1968年製 レスポール・リシュー。僕の持っている59レスポール・リシューとはまったくの別物。 もしかしたら僕のレスポールにはチャックがついててその中に別のギターが入っているのでは。そんな疑念が頭をよぎる。 だけどそういうことなんだろう。 僕は以前…

1965年製 ストラトキャスター 7回目

調整しておくとのことで一週間後に受け取りに行く。 店に入ると、H氏「おー。用意出来てるぞ」そして「またいいのが入荷したぞ」と言ってまたゴールドトップのレスポールを見せてくれた。今度のはボロボロの年代物。 1968年製のレスポール・リシュー。ボディ…

1965年製 ストラトキャスター 6回目

そういったわけわけで「キャシーの歌」をビートルズのコピーバンドの彼の前で演奏したのでした。 その彼が帰ったあと、H氏が「ちょうどお前に見せたいものがある」と言ってカウンター内のショーケースから何の変哲もなさそうな1本の新品のゴールド・トップの…

1965年製 ストラトキャスター 5回目

1980年頃僕のコピー熱もいやが上にも高まり、「アンジー」はもちろん「スカボローフェア」etcポール・サイモンのありとあらゆるギター・プレイを研究。変則チューニングとの出逢いも果たしました。そういえば翌年の1981年にはサイモン&ガーファンクルが一夜…

1965年製 ストラトキャスター 4回目

僕にも弾けと勧めてくるのでサイモン&ガーファンクルの「キャシーの歌」を弾いた。なんでこんなマイナーな曲をと、彼はちょっと驚いていた。 1980年頃までに話がさかのぼります。サザンに代表される今でいうJ-popが全盛の時代。サウンドもおしゃれだし。華や…

1965年製 ストラトキャスター 3回目

経済的にも、ほしいからといってすぐ手に入れられるわけでもなく、しばらく我慢の日々が続きます。 その間、長年想いを寄せていた人に告白して速攻フラれたりと、辛い日々が…。 グスッ…。(Dreamin大丈夫?ウンッ…。) この辛い状況を打破するには物欲で満た…

1965年製 ストラトキャスター 2回目

レッド・ツェッペリンの「天国への階段」とともにギターの登竜門的なこの曲。あまりにも魅力的で有名なこのギター・ソロ。以前から楽譜も多数出回っていました。 だからこの曲に挑むのも始めてではありませんでした。昔からタブ譜を眺めながらコピーに取り組…

1965年製 ストラトキャスター 1回目

以前にもこのモデルの紹介をさせていただきましたが、当時の状況の詳細も織り交ぜて再度掲載させていただきます。 購入したのは1989年12月。 当時友人から1巻のカセットテープを譲られる。有名ギター・ソロをチョイスした教則テープ。 収録内容は サンタナ「…

チヂミ

先日、知人にチヂミの作り方を伝授されたので早速試してみました。 教えてもらったレシピにはイカゲソは記載されておらずニラ2束のみでしたが近所のスーパーで激安の150円で販売されているのを偶然にも発見して加えてみることに。その代わりニラの分量を半分…

1968年製 テレキャスター7回目(最終回)

肝心な音です。 音を活字で表現するのは至難の技ですが、今後何かの参考にでもなればと思い、記載させていただきます。 もちろん音はアンプによって変わるものだから、こんな説明も一元的であまり意味ないかもしれませんが。音の手がかりくらいにはなると思…

1968年製 テレキャスター6回目

それから1カ月ほど過ぎたある日、入荷の報せを受けお店に。1968年製 テレキャスターが2本用意されていた。 この2本、指板の材が違う。1本は黒っぽいローズウッド指板、そしてもう1本は、バタースコッチのボディーと同じような色のメイプル指板。 はて?メイ…

1968年製 テレキャスター5回目

なかなか僕等の呈示する金額と手に入れたいものが一致せず難航。しかし友達は1965年製のサンバーストのストラトキャスターに決定。フルオリジナルで65万円。 テレキャスターはいろんなものがあっておもしろい。ペイズリー柄も青とピンクがありました。45万円…

1968年製 テレキャスター4回目

早速商談。友達は60年代のスモールヘッドのストラトキャスターを希望。僕はサンバーストのテレキャスター・カスタム。 余談ですが、当時僕はツェッペリンのアルバム・バージョンの「The Song Remains the Same」が大好きで、2年前に購入したレスポール・スタ…

ザンギ

この間の日曜日はザンギを作りました。 母親直伝のレシピ。醤油とお酒の分量を同じにするのがコツだと教わりました。 揚げ物のような油を使う料理はなんだか怖くて手出しできなかった僕ですが今では平気に。 苦手なものを克服したものだから料理の腕もレベル…